笑顔に救われる。

 

バリ島、ウブドは今、全世界から、多くのクリエイターが集まっている。

インターネット環境があれば、どこでも仕事ができる。そのような種類の仕事を持つ人々が、この芸術の村に集まってきている。

ウブド王宮から北に向かい少し行くと右側にWarung 9 Angels がある。

ウブドの南側には9Warungという食堂があり、その二号店にあたる。Warungワルンとは、食堂のことで、ようするに「ナインエンジェル食堂」ということだ。

この食堂はベジタリアン向けの食堂で、自分で皿に盛り、食べ、テーブルの上の瓶の中に自己申告でお金を支払う。(1スプーン幾ら、の金額が提示してある。)そして、自分で使った食器を洗い、帰る。そんなシステムで成り立っている。

 

話はそれるけど、

僕の友人は、毎年、桜の時期、家でBBQする際、皆からお金を徴収しない。上等な肉や牡蠣がこれでもかというくらいでてくるが、

「楽しかった分だけ募金箱」

のような名前の箱があり、そこに各々が楽しかった分だけ支払いをする。

「今まで赤字はでなかった?」と聞くと赤にはならないと言っていた。

そんなシステムをこの食堂で思い出した。次からは、そこに自分が使った皿や箸は洗って帰るを付け足そう。

 

話は戻る。

行く前から、なんか、いい空気感は予感はしていた。こんな食堂なら良い被写体に出会えると思った。

 

ターラは、フェイシャルエステの勉強にバリへ来ているらしい。本業はメイキャップアーティストだと思う。

「らしい」とか、「思う」とかになってしまうけど、僕の英語力では断言ができない。

今回の撮影で一番不安だったのは僕の英語力だ。

しかも、インドネシアの言葉はインドネシア語とバリ語。笑いを引き出せない厳しい撮影になるだろうと予想していた。

が、しかし

バリでは皆、笑顔が自然だった。感情に変な膜がかかってない、純粋な笑顔に出会える。

だから、こちらが会話で笑わせる必要性が全くない。笑顔に救われた。

 

彼女は実に快く撮影を引き受けてくれた。